2015年3月20日
日本オセアニア学会
会長 印東道子
[会長印省略]
拝啓
時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。すでに大きく報道されておりますように、去る3月13日から14日にかけて、ヴァヌアツ共和国を南太平洋では史上最大規模のサイクロンが直撃しました。首都ポートヴィラや南部の島々を中心に、多数の家屋が倒壊し、死傷者が出るなど、多くの方々が被災されております。被害の全容は未だ明らかになっておりませんが、緊急支援はもとより、今後息の長い復興支援が不可欠となってくることが予想されます。
この事態に対し日本オセアニア学会では、復興活動の一助になることを祈念して、義捐金を送ることとしました。会員の皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
なお、ヴァヌアツとかかわりをもってこられた市民の皆さんも多数おられることから、この義捐金の呼びかけは、本学会員だけではなく広く市民の方々にも行い、本学会で取りまとめる形で進めたいと考えております。
皆様より寄せられた義捐金は、吉岡政徳会員(神戸大学大学院国際文化学研究科・教授)、白川千尋会員(大阪大学人間科学研究科・准教授)、福井栄二郎会員(島根大学法文学部・准教授)をはじめとしたヴァヌアツに関係の深い本学会会員が責任をもって寄附先を選定し、現地における復興活動に役立てていただく所存です。また、寄附先などの事後報告についても必ずいたしますので、これらの点に関しましては、ご一任いただければ幸いに存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具