立教大学アジア地域研究所講演会
2008年度日本オセアニア学会関東地区研究例会

日時:
10月10日(金)18:30〜20:30
場所:
立教大学太刀川記念館3階多目的ホール
講演タイトル:
Third World States, Labels and Realities
(講演は英語、通訳無し、解説あり)
講演者:
Hank Nelson氏(オーストラリア国立大学名誉教授)
司会・解説:
豊田由貴夫(立教大学観光学部教授)
主催:
立教大学アジア地域研究所
共催:
日本オセアニア学会
開催場所の詳細は下記HPをご覧下さい。
http://univ.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html
http://univ.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/index.html
Hank Nelson氏について
オーストラリア国立大学名誉教授
太平洋史、特にパプアニューギニアを中心とする太平洋諸国とオーストラリアの関係史が専門。著書は、Papua New Guinea: Black Unity or Black Chaos, Black, White and Gold: Goldmining in Papua New Guinea 1878-1930, Taim Bilong Masta: The Australian Involvement with Papua New Guineaなど、多数。

講演について

タイトル:
Third World States, Labels and Realities
「第三世界の国々:その呼称と実態」
内容:
現在、10億以上の人々が「破産した国」とでも呼べるような国家に住んでいる。それらの国々は「遅れた」「もろい」「機能障害を起こした」など、様々 な名称で呼ばれている。しかしそれらは分析的な呼称と言えるだろうか。パプアニューギニアという国での長期間の滞在と研究から、これらの国々が先進国家と どのように異なるのかを考えたい。これらの国々の実態を理解しない限り、外からの援助は効率的なものとはならないであろうし、正しい理解が無ければ、この 最下層の10億の人々は、彼ら/彼女たちが出来ないことを外から求められ、したくないことを外から求められ続けるのである。
問い合わせ先:
立教大学観光学部
豊田由貴夫